2014/10/31

産後日記 - とりあえず生きている。

産後3日目

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とりあえず産まれた!ここ数日間怒涛すぎて記憶も曖昧なので、その辺はちと落ち着いてから。






げっぷをさせる夫。



えーと、たしか、姉。同い年の担当医だった女医さんに「同い年……くらいですよね?」と控えめに聞かれたけどたぶん夫の方かわいい年下だと思われてただろうしそんなの慣れっこ39歳の夫が父になった。不思議だ。

そんな夫は来週からひとつき育休をとることにしてくれた。くれた、なんていうとイクメン!になる風潮ではあるけど、まだまだ堂々と取りにくい世の中であるし、色々骨を折らせているだろうことは想像できるのでやはりありがたいことだな。

そんで、今日この風景をみて里帰りするのはやはりもったいない!と思った。産まれたばかりのい双子のようなイレギュラーな出産だけじゃなくて普通の出産でも里帰りレベルでもっと浸透すればいいと思う。

出産後、妊婦部屋から産後部屋に移って色々苦戦していたのだけど、六人部屋で双子と完全同室はムリだ。あちこちガタガタぶつけるし、あちこち痛いし、コットは双子用のがなくて2個バラバラで。面会の夫が座る場所なんてないのである。しかもお手洗いのたびであろうと毎回預けないといけないのに、2つ同時にコットを運ぶことなんてできやしない。これはこまった。

我々は子育て素人なのにこんなことでイライラしてはもったいないし、今日一日初めて完全同室の真似事をしただけでもちょっと泣きそうになった。子どもたちは死ぬほど可愛いのに。

高いけど残りの数日は個室に移ることにしました。2ヶ月プライバシーもへったくれもない環境で我慢したんだし、残りの数日は子どもたちのために狭さによるストレスを排除して子育ての勉強に集中したいのです。

それがきっと今後のためにはいちばん良いはず。

今日は食事後初めてこの病院の売店に行けた!ひとつ下の階だというのにずっと移動禁止だったのを律儀にも守ったわよわたしときたら。小さいコンビニ以下の売店だったけど自分で食べたいものを選ぶ!という行為を2ヶ月以上していなかったのでちょっと感動のあまり手術の傷口が震えたわよ。双子うまれたときと同じくらい感動したんじゃないかしら。

とりあえずまだバタバタしておりますがこんな感じで生きております。

2014/10/21

妊婦日記 - 里帰りしないよ

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昨日は点滴の副作用のせいかかなりだるく。口の中の熱さと渇きでぐったり。マグセントの血中濃度が急に上がるひともいるようなので急遽夜に採血したりして一瞬ドキドキした。けど結果的にはなんともなく。このまままた様子見。子宮口はだいぶ開き気味かつ柔らかく薄くなってきててもうでもどうなるか。前倒しもあるかな。

さて。

我が家は夫婦ともに実家が遠く、妊娠が分かってから、さて、産後はどうしようかと考えたときに、単純に私の中には「里帰り」という選択肢はありませんでした。

地元はむしろ病院も遠いし、実家は子育てするにあたっての使い勝手も良くなさそうだし、何よりも最初の数ヶ月の期間、夫が見ていないという状態の方がなんだか不自然に思えて、むしろなんで、みんなふつーに里帰りを自然に考えられるのか不思議なくらいでした。

まあ、もちろん、初産でどのくらいハードな生活になるかという点において子育てなめてると言われたらそれまでだけど、でも家族の基本は夫婦でしょ?世の中親に頼れない人なんてごまんといるんだしなあ。

ただし、双子と分かってからはちょっと焦ったけど。ひとりではやはり難しそうである。

そして結果的には22週目には自宅安静、26週から管理入院になっちゃって里帰りなんてそもそも無理ということになってしまったけど。

で、どうするかというと、我が家は夫に育児休暇をとってもらうことにした。退院してからのひと月。場合によっては双方の実家の母にヘルプをお願いしながら最初のひと月乗り切ってあとは自分がなんとかする。という方針でいくことにしている。

イクメン。でもなんでも良いんだけど、双子の場合、やはりそれぞれひとりずつを育てるくらいの覚悟じゃないと難しそうという点においては夫の覚悟の決め方は割とはやかったと思うし、正直、これがひとりだったら私もそこまであてにはしてなかったというか。その点が双子でよかったなと思う。

イクメンじゃなくてもいいので、子育て素人ふたりでなんとかしよう。

巷からみたらこの方がイレギュラーだと思われてるんだろうなあ。でも我が家というか私にとってはこれが一番自然な選択肢でした。

夫は里帰りしてほしかったのかな。そういえば聞いてないけど。でもよく私のしたいようにさせてくれるというか、受け入れてくれている。

さて、いよいよ、ほんとうにまず出産!というゴールが見えてきた。

相変わらず見切り発車な部分も多いし、まわりにしてみれば危なっかしいところも多いんでしょうけど。

ここから先ほんとうにどうなるか。いきなり家族が倍になる。それも意思疎通の厳しいのがふたりもやってくる。夫だってたまに意思疎通できないときあるのになあ。

でも最後はやっぱり口角がすこし上がっちゃう。ニヤリと。ふたりとも。ここまでよくがんばった。

今もう胎動は、感動とかメルヘンとか超えて、これDVだろと思うような痛さだけどね。

心配するな、全てまかせろ、とは正直言えないけど。なんとかするから。がんばるので。お手柔らかにお願いします。頼んだよ。あとほんとうに少し。




あ、インコも家族。はやく会いたい。









2014/10/19

妊娠日記 - 限界突破

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寝てるだけなのに、更新しないのは、寝てるだけなので大した話題もないからである。

でもそんなこんなでいよいよ突入35週。双子ならもういつ産んでもいいという週数に入った。

入院生活はちょうど2ヶ月。大部屋に出荷されたときのメンバーは全員退院していったし、病棟内でもたぶんいま自分がいちばん長くなってしまった。

2ヶ月もあれば、自己研鑽に励むなんてことは全くなく、編み物はしたけど、それ以外はほんとに何もしないで寝てた。言い訳すると点滴の副作用とか、あと、妊婦ってやっぱりちょっとバカになると思うんだ。あんまり難しい内容はあたまに入ってこない。

この2ヶ月、我が家はまあ、夫だけなので、完全に放置してたけど、そういえば夫のメンタル面なんて考えてなかったなーとちょっと反省。何かあったわけではないのだけど、入院する方も、それを待つ方もそれなりに大変だよなあ。毎日面会にくるわけではないけど、それでも負担をかけてたのだろうなとは思う。まあ、同室の妊婦さんはほとんどが経産婦さんで、みんなお子さんを預けての入院だったりして短期でも苦労してたりしてるからそれに比べたらまあ悠々してるとは思うけど。夫にとっても初めてのことだらけだしな。まあ、これからさらに思いやってあげられないかもしれない日々が到来するのかもしれないけど……。なんとかなるかな。なるといいな。

産まれてくると色んなことが具体化してくるけど、現実的にのしかかってくるのが保育園問題で、まさに今からというか、すでに出遅れてる感もあるくい、保育園クエストの難易度の高さにバカ妊婦はすっかりやられています。っていうかまだ産まれてないんですが……。色々、納得できないことが多すぎるんだけど、やるしかないんだよなー。なんだかなー。


さて、ほんとに、もう、いつ出てきてもおかしくない。いまだ実感に乏しいけれど。妊婦生活、入院生活もあと少し。

全て無事に進みますように。