2014/11/03

妊婦日記 - Last Episode 02

誕生後6d

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パイ開通してきた。
飲み方に個性がある。
姉、黄疸治療中。

では、あの日何が起きたのか記録。その2。

14/10/28 18:00頃


この頃少しお腹に違和感を感じる。これが張り返しというやつか?というほど張ってる感じもなくどちらかというと下腹部をチクチク場所を変えてはつねられる感じ。規則性はないし、動けないほどでもない、というか、動けないないのはもう大きさのせいだと思ってた。同室の人たちには「うーん、でもしんどいとかではないしなあ、あまり大きく騒ぎ立てて別に何もなかったって恥ずかしいしなあ(基本スタンスがこれ)」と言うと、同室の皆さんはほとんどの人が経産婦。「何かあったら怖いので一応つたえたらー?陣痛だったら今日生まれるしラッキーですよ?」とアドバイスをいただく。「それもまあそうか」と思いつつ、とりあえず夫がくるのでそれを待ってからにしようとのんびり待つ。ご飯到着の後、夫が到着。すこし、つねられ感が強くなる。

14/10/28 18:30頃


カメラを持った夫が到着してとりあえず育休の期間の相談などの事務的な話が始まる。こちらとしては基本的な方針だけきめて会社との細かい話はそっちで詰めてほしいと思ってたので話をされてちょっとイライラしたのか疲れたのかお腹の違和感がさらに強くなる。相変わらず「痛い!」というほどではないけど「今までにない違和感(最後まで痛くはなかった)」と自覚したのでナースコール。

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新しいカメラで撮影するとまずい病院食でさえすこし良い感じに思えます。

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看護師さんも「違和感」とかわけわからん表現されても困るだろう、しかし淡々とNSTを準備。心音と張りの確認。でも張りは感じてないのであんまり意味ないだろうなーと思いながら夫も夫の話を止めないのでますますイライラする。NSTに張りは検知されない。当然といえば当然。「ああ、無駄に騒いだな」と内心ちょいと反省。でもお腹シクシクしてるのは確かなんだよなー。

14/10/28 18:45頃


担当のチームの先生が訪問。痛みのことで駆けつけたのではなく、なんと手術日が10/30に前倒しが決定したらしく、それについてお知らせをしにきてくれた。夫とふたりで話を聞いて「ラッキー!」と喜ぶ。そんな感じなので違和感のことは一瞬忘れる。

が、先生もカーテンを開けたら私がNSTをつけてるので「とりあえず内診してみましょう」ということで車椅子で処置室へ。無駄騒ぎしたことをちょっと反省。でも10月中に生まれる!

内診台にすわり、担当医とその日別チームだけどその場にいたそのチームのボスが内診台の前に集合して、超音波の機械を入れた瞬間

「あ!」

と、先生たちの驚く声。その後触診。先生たちがゴニョゴニョ相談しだす。説明はよ、の気分。

「うーん、開いてます。進行してる。入り口もだいぶ柔らかい。もつかなあ……」
「今やるなら良いよ、私入ってあげる」

ちょっと待て、私を置いて行くな。ドキドキしてると先生から説明。出血があり、子宮口は4cmという微妙なところではあるけど、進行していることは確かで、正直2日後の30日、もしくは今日を超えるかどうかはもはや微妙なところ。2日持たせるにしても、だいぶ身体的に限界がきているし、完全安静するのはもうだいぶ辛いだろうし、その効果ももう分からない。

「それなら今日やっちゃうけどどうする?」

(へ、それわたしが決めること!?)

と返事に迷ってると

「正期産にこだわる人もいるけど、◯◯さんの場合、そちらの事情もあって早いことに躊躇がなければ週数的には大きな問題もないし、今日のエコーも2500g超えてたし、母体もいままで頑張った。ご主人来てるし、え?カメラ持ってきたの?ちょうどいい今からやりましょう!」

ということで緊急帝王切開が決定。

要するに、病院側としてはもういつ破水しても本当におかしくない状態に入ったので、手薄なタイミングで破水されるよりも、夕方ではあるけど、人がまだいる今のタイミングでやったほうが良いという都合がかなり大きかったんだろう。と理解してる間にどんどん話は進んで行き、とりあえず帰室。分娩待機室に行く準備をする。

14/10/28 19:00頃


部屋で待ってた夫も状況が理解できず、単なる術前の部屋の移動で手術は30日のままだと思ったらしく、そのための移動で急かされることにあんまり納得がいかない様子。

「今から手術。今から生まれるのよ!」

「へ?今日?へ?今から?」と、あたふたしながら貴重品をまとめてもらう。

自分自身は緊張のあまりかすこしハイになってしまい、ヘラヘラ笑ってしまい同室の人たちを戸惑わせる。

分娩待機室へ向かう。

(靴下。間に合わなかったなー)

続く
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さてー!朝の授乳終わり。
ご飯まで寝る!

我が子らまじかわいいし天才かもしれない。食べちゃいたい。


2014/11/02

妊婦日記 - Last Episode 01

誕生後5d

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あの日何が起きたのか記録。その1。

予定帝王切開は14/11/04
私たち夫婦の大人の事情で申し訳ないのだが、子供たちには10月中に出てきて欲しかった。それとなくそんな話は担当医にしてたんだけど、それとなく流されてた10月下旬のこと。

14/10/28 09:00


この日はもう36w3dだったので、入れていた2種類のうちの張り止め点滴のひとつ、マグセントを抜くという話だった。マグセントは胎児に影響するのことで、なるべく最低でも2日は抜きたいということでした。で、先生たち的にはもう子宮は伸びきってるのでおそらくそれが陣痛を誘発することはないだろうと言ってた。でも、この日に抜いたのは、前日の月曜日は週明けで予定帝王切開が立て込んでいて、万が一陣痛がおきたら困っちゃうン、という病院側の理由。帝王切開ってこんな感じで決まるんだなー。というわけで朝、点滴のポンプひとつ外れる。



私は入院当初から張りの自覚がないまま、頸管が短くなり子宮口が開くという自覚がないだけにやっかいタイプの切迫早産で点滴を打ったところで「張りがおさまったー!」という実感もなかったので、ただただこの2ヶ月間の点滴が苦痛だった。

14/10/28 13:00頃


そんな感じなので、ひとつ点滴を抜いたってまあ、張ったりすることもなかろうなー、結局我が子ら、律儀に予定通りに生まれちゃうんだなー。まー、安全が大前提だからそれが一番だ、と納得して、いつものように不味い病院食に悪態をつきながら、最後の大仕事としてベビードレスとお揃いの靴下(白)に取り掛かったのでした。ちなみに靴下は初だったのでそんな簡単にはできないかなーと思ってたら割と3時間くらいでできちゃった。



14/10/28 14:00頃


入院中、エコーは週一回。先生が呼びに来てくれるとエコーの部屋まで出向いて子たちの推定体重、血流などなどをチェック。

この日、双子の推定体重、姉が2400g、妹はとうとう2500gを超える。その数値に親ながら若干ドン引きというか最近はもうほんとにアップアップしてて、重たいわ、痛いわで辛かったので、具体的な数値を目の当たりにしてちょっとグニャる。贅沢な悩みといえば悩みなんだけど、ほんとに身体的には限界を超えつつあったといま思う。

そんな感じなのでますます「もう、出ておいでー!」と心の中では叫んでおりました。

ちなみに大人の事情とは入園可能な保育園の数が10月に生まれるか、11月で生まれるか大幅に変わるというほんとしょうもない理由です。そもそも増えたところで激戦区ではあるのだけどさー。育児休暇や保活に関してはもの申したいことはないわけではないのだが、ただただシビアなだけなので凹みそうなのでやめとく。

とにかく、子たちがデカい、重い。逆子。蹴る。まじ痛い。

14/10/28 16:00頃


よっしゃ、もうあと一足。明日一日あればできるよなーがんばろ、と決意。

その頃、赤子たちを撮影するためにカメラ音痴の夫婦が選んだカメラが自宅に到着。この日、夫は仕事が早く終わるそうでカメラもってくるとのこと。



この辺でいったん切ることにする。

なぜなら21:00の授乳タイムが終わったので仮眠が必要なのです!生まれたら育児しないといけないんだった!