2014/03/14

編み物と難病とわたし その2

3月3日:

朝一で紹介された通勤途中の大学病院へ。

田舎の某世界一企業の申し子として産まれ育った私は、産声を上げたときから某社直属の総合病院のお世話になり、その病院は物心ついたときにはそれはそれは金のかかってそうな病院に建て直された、まるでテーマパークの様な病院にずっと通ってたし、上京してからはこぎれいな町医者にしかかかってなかったので、その大学病院に着いた瞬間自分の中の誰がが、やベース、これマジやベースと声をあげてるのが聞こえてくる。とにかくボロい。もうなんか天井低い。狭い。古い。一応誰でも聞いたことのある大学の病院だけどこんなものなのかなーと。とはいえ、気をとりなおして眼科へ向かう。

予約票には「緊急枠」。のっぴきならねえ。



ちなみにこの時点でも、今でもほぼ自覚症状がない。

だから緊急とか色々言われてもなんというかピンとこない。

大学病院の初診ということで待ち時間は覚悟していたものの、どうやら紹介状ものっぴきならねえ状態だったのか、割とすぐに呼ばれる。

ひと通り、目の周辺を何やら検査されて戻されてまたなんか検査されて待たされて、それでまた呼ばれたら先生が変わってた。たぶん下っ端の先生がやっぱりのっぴきならねえってことで中ボスが登場したようです。

「正直言って、良くないです」

私の脳内「初めて聞いたー!こんなの初めて聞いたー!わー!」

眼圧には誤差はあれど、左目だけ30mmHg前後。それもいつから上がってるかわからない。そして両目に炎症アリ。ぶどう膜炎。ぶどう膜炎を起こす原因になる病気はいくつかあるとのこと。



それも怖いけどたまに左目がブラックアウトする現象も一過性黒内障の可能性がありこれは脳梗塞とかの前兆だとか。

色々説明されて、実際「良くない」ってどういうことかというと、

「このままの状態がつづけば失明する可能性もあります

私の脳内「初めて聞いたー!こんなの初めて聞いたー!わー!」

いわゆる告知のときってこんなものなのかもしれない。割と。ガーンみたいなことは起きず。なんだか自分のこととも思えず。とりあえずなんかヘラヘラするしかできないというか。

でもピンとこないんですよね。だってどこも痛くないし。見えないことないし。

ただ、私は首に乾癬という厄介な皮膚疾患があり、去年までステロイドの塗りたくっていたので(しかも治らない)、それがもしかしたら眼圧をあげている微妙な可能性があり、とりあえず通常この手の目の炎症に効くとされるステロイドはちょっと待ったがかかる。

というわけで検査が何やら追加される。

この時点で病名は「ぶどう膜炎」。原因はまだ不明。



というわけで、なんかヘビーな告知をされつつもよくわからんまま診察終了。週の終わりにかけてがっつり検査の予約がはいった。

失明って、目が見えなくなることだよなー、なんて漠然と考えながら仕事へ。

現症状をなんとなく検索かけてみて凹んだ。

なんだか大変なことになってきたなあという感じである。

つづくー
かもね。






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