2014/12/16

妊婦日記 - Last Episode 03

すっかりごぶさた。覚えてる範囲で。双子生後49日。睡眠中。起きるまで一本勝負。

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手術室移動直前


あたふたする夫と共に分娩待機室へ。手術の準備があるので夫は一旦席を外して、尿管やら剃毛やらなすがまま。分娩待機室の隣は当然分娩室なのだけど、ちょうど移動したタイミングで今まさしくクライマックスを迎えてる人がどうやらいたようで、今まで聞いたことがない人間のうめき声が聞こえてきました。ああ、これが自然分娩ってやつですね。というか怖すぎる。ムリ。と、恐怖におののいていると、産声。あ、生まれた。

麻酔医が来てざっくりと説明を受けますが、これから生まれてはじめての手術で双子を産もうって私が冷静に話を聞けるはずもなかったのだけど、まあ、お決まりのことだろうと思いながらサイン。

おそらく最後のモニターが装着されたところで、夫も待機室へ。

のんびり写真なんて撮ってたところで、いままでに感じたことのない張りを感じ始める。おおお、どんどん強くなっていく。これが張り!と、ようやく皆が言ってた張りを自覚。そのタイミングで手術室からお呼びがかかり、車いすへ移動。いよいよかと思うと嬉しいのか悲しいのか怖いのかよくわからないけど、とりあえず泣いてたと思う。

手術室入室


いわゆるテレビで見たことのある手術室の風景の中に自分がいる不思議。

麻酔の準備ということで前から聞いてた背中を丸めて動かしてはいけない儀式が始まる。注射は思ってたほど痛くは無かったけどとにかく見えないところで何かされてる恐怖はすごい。そのまま仰向けになっていると麻酔チェック。アルコール綿を下半身にあてがわれる。

麻酔医「冷たいですかー?」

冷たくはない。しかし、触れてるのが分かる。とたんにさらなる恐怖が襲ってくる。そもそも麻酔って何!?

私「冷たくないです。でも触ってるの分かります。コレって効いてることになるの????怖いんですけど〜」

手慣れた様子の麻酔医さん「あー、じゃあ、これ痛い?(ワキをぎゅーっとつねる)うん。痛いよね。じゃあ、これは?(下腹部をつねってるらしい)そう。痛くないよね。でもつねってるのは分かる。それが麻酔なんです。不思議ですよね〜

私「いやでも分かるって。分かるって。じゃあ、切ってるの分かるってことですか?」

麻酔医「そうですねー。でも痛くないんです。不思議ですよね〜

担当医「はい一人目でまーす。体揺らしまーす」

わからんかったやんけ

ということで金魚運動並に体を揺られたのち、長女誕生(したらしい)。数秒ののち、産声。

その数分後、次女誕生。こちらは産声が一向に聞こえてこない。頭の後方で小児科医の人がなんやかんやしているのが見える恐怖。一般的に産声が聞こえるものだとばかり思ってた私はちょいパニクる。その間に長女が身支度?を終えて枕元にやってきた。なんとなくそのシチュエーションで大丈夫なのかなと安心。その後、次女も枕元に。結局泣いたんでしたっけ?今となっては覚えておりません。ダメ親。

そこから、手術が終るまでの記憶はありません。すこっと落ちた。

ということで続く?かな。

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